Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ご褒美☆取扱注意

最近、書こうと思った記事のカテゴリー分別に悩むことが多くなりました。
カテゴリー・・・考え直そうかなぁ。
もっとシンプルにしたいなぁ・・・こうゆうの苦手です。

ということで、昨日の「しつけ」カテゴリーに続き、
今日は「知的好奇心」というカテゴリーを増やしました。



前置きはそれぐらいにして…
実は今、悩んでいます。
ミライから、「お受験」の時に導入していた
「ご褒美システム」復活のリクエストがあったのです。

う~ん… 困ったなぁ… 

「ご褒美」でつることにとても懐疑的&抵抗感のあるママソル。
あの時「ご褒美システム」を導入したのには理由があったのです。


なぜ「ご褒美」に抵抗感があるか…
まずそのわけを今日はお話ししようと思います。


「ご褒美」…心理学用語では「報酬」とか「賞」とか言います。
バラス・フレデリック・スキナー
(Burrhus Frederic Skinner, 1904年3月20日 - 1990年8月18日)
が創設した行動分析学派や学習心理学でよく使う言葉です。

どんな時に「報酬」と言う言葉を使うかというと…
オーソドックスなのは「報酬訓練」です。
望ましい行動(反応)をその動物が起こした時に「報酬」が与えられると、その動物はその「望ましい行動」を「学習」してその行動をとりやすくなる。というものです。
ハトが嘴でボタンを押すと餌が出てくる仕組みを「学習」したり、ネズミが迷路のどこに行けば餌をもらえるのか学習すると迷わずそこに行くようになる…そんな事です。

「報酬」のかわりに、「嫌悪刺激(電気ショックなど)」を与えてある行動を起こさせなくする、という訓練もあります。つまり、「アメとムチ」の「ムチ」です。

犬の調教師さんなんかはよく「アメとムチ」を有効につかってちゃんとしつけをしていますよね。
動物に「効き目」があることは確かです。

では人間にも効き目があるのでしょうか?

こたえは、「ある」です。
皆さんにも身に覚えがあるでしょう?
「次のテスト100点とったらお小遣いを500円あげるよ」とか、
「徒競走で1位をとったらケーキをかってあげるよ」とか、
親御さんの甘い言葉に思わず乗せられて努力した記憶…

以上は「アメ」の例ですが、「ムチ」の覚えもありませんか?
昔のそろばん塾やお習字の塾、学校の教室でも、
30CM定規を手に生徒の間を練り歩き、
お行儀が悪いとピシッとたたかれる。
自然と皆その先生がいる前ではとても行儀が良くなる。

今でこそ体罰とか虐待といわれてしまいますが、昔は日常茶飯事でしたよね。

効果があるなら「アメとムチ」を使って教育をすれば良い?

ところが人間の教育はそう単純にはいかないので問題なのです。

「アメとムチ」でするようになったこと、しないようになったことは、
「アメ」か「ムチ」が存在している間は続きますが、
なくなったらどうでしょう?



さて、スキナーの後、他の心理学者たちが「さる」を使った実験を行い、
「アメ」や「ムチ」が無くても、
「好奇心」の充足だけを求めて行動を起こすという証拠を発表しました。

「アメ」や「ムチ」を使って教え込まなくても、
活動そのものをすることの喜びを得るためだけに、
動物は行動を起こすということが証明されたのです。
「内発的動機付け」とよばれる概念です。




以前も紹介した「知的好奇心」という本では、
スキナーの流れをくんで行動主義的な学習理論を打ち立てたハルなどの心理学を人間はアメやムチがなければ活動しない「なまけもの」であるとの前提に基づく「怠けものの心理学」とし、
この弊害について、
「怠けものの心理学でいちばん困るのは、それが怠けものの存在を正当化してしまうことだろう(p167)」との記述があります。(強調文字はママソルによる)


「アメが貰えないなら頑張らないよ。」ということが認められてしまうのです。


 「内発的動機付け」によってなされたある行動に、「アメ」が与えられたらどうなるでしょう? 

例えば、テレビで手のマッサージの方法を見て、
「お母さん、マッサージしてあげるね」と
「やってみたい」というだけの動機付けでマッサージをしてくれたとします。
「ありがとう。きもちがいいわ。上手ね。」というお母さんのねぎらいの言葉だけで充分この子はまた次の機会に「自発的に」マッサージをしてくれることでしょう。
ところが、おばあちゃんが現れて、「おばあちゃんにもやってあげようか?」という子どもの言葉に「あらいいねぇ、じゃあ10分間で300円あげよう」と返したらどうでしょう?
その子どもの中で、「マッサージをする」という目的が、「お小遣いをもらうため」の手段に変わってしまったら、もうその子が「アメ」なしに「マッサージをしてあげたい」という気持ちにならないかもしれません。

「アメ」「ご褒美」にはこんな
子どもを怠けものにしてしまう危険性があるので、取扱は慎重に
与える時はくれぐれも良く考えて。
一度ご褒美を与えると、子どもは次も期待しますから


ランキングに参加しています。
よろしくお願いします。
にほんブログ村 受験ブログ 小学校・幼稚園受験へ   人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

Appendix

最新記事

検索フォーム

臨床心理士の本棚

私の読んだ本・読んでいる本をまとめて紹介。 評価や感想も随時UPします。 ブログ記事で紹介した本もこちらから ご購入いただけます。 まずは、クリックして見てみて!
アマゾンのインスタントストアです

カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Extra

ランキング

3つのランキングに参加中☆              
ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ
1日1回3連続クリックでご協力よろしくお願いします^^ありがとうございます☆

家族

ママソル

Author:ママソル
☆ミライ☆
長男 某私立小学生(低学年)
属性:ミテミテ星人 
目立つこととキラキラしたものが大好き
趣味:サッカー、イナズマイレブン命
ヒーロー:ゲゲゲの鬼太郎、ウルトラマン、ヤッターマン
将来の夢:サッカー選手をしながら
ラーメン屋さんをすること
ライバル:加藤清四郎くん

☆パパソル☆
会社員 アラフォー(?)
属性:オレサマ星人
でも息子にだけはときどき世界の中心をゆずります(笑)
趣味:園芸(盆栽ではありません)
ヒーロー:ミンキーモモ(おい!)

ブックマーク

お気に召したでしょうか?

お役立ちサイト

最新トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。